大学職員の夏休みは本当に長いのか - Is it true that administrative staff can take long summer vacation ?
こんばんは、宇宙くじらです。
今日の記事は、大学職員あるあるみたいなものです。
よく、「大学職員って夏休み1ヵ月くらいもらえるんでしょ?」という質問や話があります。
果たして本当にそうなんでしょうか。
宇宙くじらの夏休み
まず最初に告白します。
僕の夏休みは3日です。
もう一度言います。僕の夏休みは3日です。
何度でも言います。大学職員として勤めている僕の夏休みは、3日です。
大学によっては、一斉休暇日(休館日)としてお盆の期間に合わせて3日、ある意味強制的に取得させられるところもあるようです。 更に、それに加えて各個人で取得できる夏休みが3日程度、つまり一斉休暇日と合わせて計5~6日とれるところもあるようです。
僕の務めている大学では、各個人がある決められた期間(2ヵ月くらい)の間に自由に3日、夏季休暇を取得できることとなっています。 大学で設定されている一斉休暇はありません。
もちろん、これに有給休暇と土日を合わせて9日程度まとめて休む職員は多いです。
しかし、噂に聞くような1ヶ月にも及ぶ長期休暇なんて本当にあるのでしょうか・・・?
部署間のお休みの取得しやすさの差(?)
この時期、8月~9月は学生も夏季休暇でサークルや学割証の取得以外で大学にくることもほとんどないので、教務学生系の職員からすると比較的まとまった休みを取りやすい時期ではあります。 しかし、部署によっては学生がいないこの時期に休みを取りにくいことがあることも事実です。
例えば、修理営繕を担当する部署では、学生がいないこの時期にまとめて施設設備をメンテナンスするため、業者対応などもありお休みを取得しにくいことがあります。
例えば、外部に施設設備を貸し出す部署や学会を所管する部署は、この時期比較的外部団体への施設の貸し出しや学会が開催されやすい時期でもありますので、お休みを取得しにくいことがあります。
例えば、積極的に夏季や春季の短期留学を斡旋している大学や海外の大学と単位互換をしている大学なんかだと、この時期に渡航を開始する学生は大勢おり、送り出しの対応などが立て込むためお休みを取得しにくいことがあります。
例えば、同じ教務学生を担当する部署でも、大学によっては、特に医療系の大学だとこの時期に臨床実習という病院や施設での実習が実施されることがあり、お休みを取得しにくいことがあります。
大学職員の夏休みは本当に長いのか
僕の結論から言うと、大学職員が皆1ヶ月程度の長期休暇を夏季に取得できるのかと言うと、それは間違いです。
なんなら僕としては都市伝説なんじゃないかと思うほどです。
もちろん、大学によって毎年全職員にしっかりとある程度の期間の夏季休暇を取得してもらうようにしている大学もあるでしょう。
できれば、僕の大学にもそうなって欲しい(笑)
まぁしかし、学生が少ないこの時期だからこそできることや、この時期じゃないとできないこと、この時期にまとめて検討したいことも確実にあります。
実際知人の大学職員に聞くと、だいたい平均して3〜5日程度のお休みと言うのが実態のところが多いように感じます。
ちなみに、大学で一斉休暇を設定しるところは、
・省電力のため
・施設メンテナンスのため
と言う理由のところが多いようです。
また、お休みの取得時期もあえてお盆の時期に休みを取りたい人もいれば混雑するお盆の時期を外して取りたい人もいます。
感覚的には、理想は「大学で設定された一斉休暇(3日程度)+各個人で取得できる特別休暇(2〜3日程度)」の組み合わせなのかな、と思います。
ま、理想はあくまで理想ですよね・・・